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国内最大の蓄電池併設型メガソーラー、北海道で2020年度に稼働

5/11(木) 11:10配信

スマートジャパン

 出力変動対策として太陽光発電所への蓄電池の併設に注目が集まっている。ソフトバンクグループのSBエナジーは三菱UFJリースと共同で、北海道で新たに国内最大級の蓄電池併設型メガソーラーを開発すると発表した。

 建設場所は北海道勇払郡安平町で、発電所の名称は「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」。苫東が所有する約90万m2の土地を利用し、出力規模は6万4600kW(キロワット)、年間発電量は一般家庭約1万9854世帯分に相当する7147万7000kWh(キロワット時)を見込んでいる。2017年5月に着工し、運転開始は2020年度を予定している。運営はSBエナジーと三菱UFJリースが設立する苫東安平ソーラーパーク2合同会社が行う計画だ。

 発電所には蓄電容量約17.5MWh(メガワット時)のリチウムイオン電池を併設する。これは2015年4月に公表した「太陽光発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」に基づくものだ。北海道電力は系統への接続申し込みが400MWを超えた分のメガソーラー案件について、系統連系の条件に蓄電池の併設を求めている。具体的には「メガソーラー出力の変動幅を蓄電池の充放電制御と連係した合成出力で1分間にパワコン定格出力の1%以内に収める」という技術要件を提示している。

 ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2は、蓄電池を併設する太陽光発電所としては出力規模が国内最大級の発電所になるという。また、SBエナジーにとって指定電気事業者制度による出力制御無補償の条件の下でプロジェクトファイナンスを組成する初めての事例になるとしている。

 安平町では既にSBエナジーと三井物産が共同運営する出力111MW(メガワット)の「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」が稼働中だ。こちらは年間に約1億801万4000kWh、一般家庭約3万世帯分の年間消費量に相当する発電量を見込んでいる。