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危機一髪!ヤクルト・山田、“学生服ストーカー”が「サインくれ」と報道陣押しのけ突進

夕刊フジ 5/11(木) 16:56配信

 ヤクルト・山田哲人内野手(24)は、チームが延長12回サヨナラ勝ちを収めた9日の広島戦(神宮)で4回に中前適時打を放つなど、開幕直後の不振を脱しつつある。しかし実はこの日の試合前、身の毛もよだつ経験をさせられていた。

 この日の神宮球場は東都大学リーグと併用日。ヤクルトの選手たちは試合前、クラブハウスから神宮外苑の室内練習場まで徒歩や自転車で移動して練習する。

 チームでダントツの人気を誇る山田が報道陣と談笑しながら練習に向かっていたときのこと。学生服を着た男性ファンが突然「サインをくれるって言ったのに、全然くれないじゃないですか! ○○駅でも約束したのに」と真偽不明の言葉を口走りながら報道陣を押しのけ山田に突進。

 移動中は周囲の危険を考えてサインをしないことにしている山田だが、ただならぬ様子に「危険を感じた。サインしないとあの場は収まらない」と判断し色紙にペンを走らせた。

 しかしそれでも終わらず、なおもサインを求めたため、温厚な山田も「それはただのわがままやろ。もう書いたから!」と制した。

 「正直言って、目が据わってて怖かった。あんな強引なやり方はダメ。周りも危ない」と思わぬ出来事に眉をひそめた山田を守るため、練習からの帰りは報道陣がぐるりと囲む陣形を作りクラブハウスまで送り届けたほどだ。

 神宮は選手とファンの距離が近いのが長所だが、時折この手の輩が現れ、選手が危険を感じているのも事実。

 セ・パ両リーグが前日(8日)発表した、開幕から対戦が一巡した時点での観客動員数では、ヤクルトが昨年同時期比で12球団最大の27・5%増。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催のため開幕が例年より遅くなり、集計対象にゴールデンウイークが含まれたことも影響したが、下位低迷中にも関わらず着実に燕党ファンは増えている。

 球団関係者は「現状では選手が通るルートをロープで区切るくらいしかできない。ファンとの近さが魅力でもあるのですが…」と無念さをにじませる。ごく一部のマナー違反が選手とファンの距離を遠ざけることになったら、あまりに切ない。 (片岡将)

最終更新:5/13(土) 18:20

夕刊フジ