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新造小舟が進水 潮来市、嫁入り舟などに

茨城新聞クロスアイ 5/11(木) 8:00配信

潮来市唯一の船大工で同市水原の荒原勇さん(82)が市から依頼を受け、新造した笹の葉型の小舟「サッパ舟」が9日、自宅隣の作業場から運び出され、「水郷潮来あやめまつり」会場の前川に進水した。荒原さんは「娘を嫁に出す思い。造っている間はずっと一緒だったからね」と話し、思いを込めた舟の“嫁入り”を静かに見守った。

午前9時。荒原さんの作業場に、サッパ舟を操る市商工会青年部の若手船頭たちや市職員が集まった。手分けして真新しい舟の下に木製のころを入れ、慎重に外に出した後、近隣住民が見守る中、クレーンでトラックの荷台に載せた。

前川に着くと、笹の葉を川面に浮かべるように、クレーンでゆっくりと進水させた。妻のふみさん(72)と寄り添って見つめていた荒原さんは、無事に舟が浮かぶとほっとした笑顔を見せた。

同会青年部が「七宝」と命名したサッパ舟は、27日開幕の同まつりで、嫁入り舟などとしてデビューする。 (三次豪)

茨城新聞社

最終更新:5/11(木) 18:06

茨城新聞クロスアイ