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前FBI長官、ロシア疑惑に予算要求=解任前、捜査妨害疑いに拍車

時事通信 5/11(木) 6:40配信

 【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日、コミー前連邦捜査局(FBI)長官が9日にトランプ大統領に解任される数日前に、ロシア政府による米大統領選介入疑惑の捜査に割り当てる予算を大幅に増やすよう司法省に求めていたと報じた。

 解任前にコミー氏から話を聞いた複数の議会関係者の話として伝えた。

 ホワイトハウスはコミー氏の解任について、大統領選の民主党候補だったクリントン元国務長官に関する捜査情報を不当に公表したからだと説明。しかし、FBIは大統領選介入疑惑にトランプ陣営がどう絡んでいたかも調べており、民主党を中心に捜査妨害が狙いだったという見方が強い。

 追加で予算を求めた数日後に解任されたのが事実ならこうした疑いに拍車をかけるのは必至で、説明を受けた議会関係者の一人、民主党のダービン上院議員はタイムズ紙に「解任は捜査のスピードを鈍らせようという試みだ」と断言した。

 タイムズ紙によると、コミー氏は最近の議会へのブリーフィングで、大統領選介入疑惑に割ける資源の量に不満を表明。先週、着任したばかりのローゼンスタイン司法副長官に予算増などを求めたと説明し、新副長官は捜査に協力的であってほしいと語った。コミー氏の動きがホワイトハウスに伝えられたかは分かっていない。

 司法省は事実関係を否定している。 

最終更新:5/11(木) 12:05

時事通信