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「おまえは使えない」「下着の色は白」 “評価システム”で脅しも 教員ハラスメント実態調査

5/11(木) 10:58配信

琉球新報

 沖縄県教職員組合(沖教組)の調査では県内幼小中教員の15・8%がセクハラやパワハラを受けた経験があると答え、学校現場でハラスメントが日常化している実態が明らかになった。調査の自由記述欄には悲痛な訴えがつづられ、管理職から評価システムで脅されたり、理不尽に叱責(しっせき)されたりしてパワハラやセクハラを受ける教員らの姿が垣間見える。その一部を紹介する。(記入者が特定されるおそれのある文言は原文から一部改めました)


(パワハラの事例)

・評価システムの説明の際に校長から「私の評価であなたたちの給与が決まります」と強めの発言があった。好き嫌いのある校長だったので、気に入っている教諭の評価は高く、嫌っている職員の評価は低くなるのではと、全員が不安になった。

・保護者のクレームを受けたときに校長から「おまえが悪い」と言われ、弁論の余地がなかった。その際に「その顔が悪い」「独身だからだ」などと言われた。「おまえに担任は持たさない」と言われ、担任を持たない部署に希望外ではめられている。

・子どもが小さい頃、育児のため定時に帰っていると酒の場で管理職から「おまえは使えないからあっちへ行け」と言われた。存在価値がないと追い詰められ、苦しかった。

・仕事で意見を言ったら「何様か」と言われ、あいさつしても無視されるようになった。心理的に緊張が続き、ストレス性の病気を発症した。

・臨時教員の時代、校長に飲み会への参加を強制され「僕の評価で臨時は働けるんだぞ」と言われた。

・「男性はこうあるべき、女性はこうあるべき」と上司に価値観を押しつけられ困っていると相談を受けた。上司から「教員になりたくてもなれない人がたくさんいるから、あなたが辞めた方が教育界全体のためになると言われた」と相談を受けた。

(セクハラの事例)

・育休から復帰した際に「半年で復帰するなんて信じられない」と言われた。

・「下着は白じゃないと保護者から悪くみられる」と指導を受けた。

・先輩男性教員から「酒をつぐのは当然だ」と接待をそれとなく要求されたり、容姿や年齢、結婚のことを話題にされたりしたことがある。あまり気にしていないが、教育現場でもまるで意識が薄いのを感じることがある。先輩後輩の上下関係、体育会系のノリなども気になる。

・初任者研修の女性教員から「教頭にしつこく交際を迫られている」と相談を受けたことがある。

琉球新報社

最終更新:5/11(木) 10:58
琉球新報