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「経営に人権感覚を」 辛淑玉氏講演 琉球フォーラム

5/11(木) 11:10配信

琉球新報

 会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・富田詢一琉球新報社長)の5月例会が10日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで催された。人材育成コンサルタントで人権活動団体共同代表の辛淑玉(しんすご)氏が「なぜ企業経営に人権感覚が必要なのか」と題して講演した。


 辛氏は「女性や障がい者、いわゆる社会的弱者と呼ばれる立場の視点や感覚が現代社会では欠落しがちだ」と指摘した。その上で人権感覚を持たない企業は経営が傾く危険性を示唆した。


 辛氏は、日本の社会的扶助費が国内総生産(GDP)に占める割合が他国に比べ低いことを挙げ、企業経営には税金がどのように使われているかを見届けるべきであり、助けを受ける側に想像力を働かせて行動すべきと強調した。

 経済のグローバル化に伴い人権に対してもグローバル化が進み、差別にも世界から厳しい目が向けられている。採用する際に、妊娠しているかどうかを調べていた企業が世界中から非難を浴びたとの実例を挙げた。

 企業が本当にもうかるためには人間の多様性を考慮しつつ、どのように人と関わる必要があるかどうかをあらためて考えていくべきだと強調した。

琉球新報社

最終更新:5/11(木) 11:10
琉球新報