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嵐・松潤も絶句した怪物コラボが!勢いに乗る欅坂46も!4月のミュージックステーションは異常だった……

M-ON!Press(エムオンプレス) 5/11(木) 18:19配信

音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。

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4月のMステは通常放送が2回(14日、28日)という比較的おとなしめのものでした。前後編なし一本勝負でお届けする今月は、これぞMステ!という感じだったこちらの話題から。


■強烈コラボ連発!4月28日のMステのテンションは異常だった(1):矢野顕子×上原ひろみ

Mステを毎週観ているとたまに「通常放送なのに1時間に目いっぱい豪華出演者を詰め込んでスペシャルみたいな構成にする」という感じの回があるのですが、28日のMステはまさにそんな感じでした。

嵐とV6の同時出演(嵐に至ってはこの日のためのスペシャルパフォーマンスを披露)、20周年ベスト盤リリースに合わせたゆずの登場、ブルゾンちえみのネタに使われているオースティン・マホーンのステージなどいろいろなトピックがあったこの回において強烈なインパクトを残したのがふたつのコラボ企画です。

まずは、矢野顕子×上原ひろみという怪物同士のコラボ。3月に共演アルバムをリリースし、最近まで全国ツアーを行っていたふたり。この日はそのツアーの表題曲的な位置付けである「ラーメンたべたい」を披露しました。

2台のピアノが向き合って配置されたセットで即興性の強い演奏を繰り広げる様子からは、いつものMステとは異なる緊張感が伝わってきます。他の出演者、観客ともに息を呑んでステージを見守っているようなあの空気はこれまでのMステの歴史を振り返ってもなかったものなのでは?

演奏前には以前から上原ひろみのファンである旨を興奮気味に話していた嵐の松本 潤もパフォーマンス終了後には手を高く上げて拍手を送っていました(嵐の5人が皆一様に「いや、いいもの観たわ……」というしみじみした表情をしていたのがとても良かったです)。

■強烈コラボ連発!4月28日のMステのテンションは異常だった(2):椎名林檎とトータス松本

このコラボだけでも十分おなか一杯なのに、28日の放送回にはさらに椎名林檎とトータス松本という強烈な組み合わせも用意されていました。4月末にオープンした商業施設「GINZA SIX」のために書き下ろした楽曲「目抜き通り」を披露したこのふたり。今回の楽曲のために結成されたスペシャルユニットです。

歌唱前のトークでは「高校生の頃、ここ(トークするための席)に座ってらっしゃるのを拝見していました」(林檎)「(この件で最初にメールをもらったときは)ドキドキした」(トータス)と相思相愛ぶりを発揮していましたが、実際のパフォーマンスにおいてもパワフルなトータスの歌声と林檎嬢の色っぽいボーカルが交錯する華やかな世界を展開。

この日のためにPerfumeやBABYMETALでおなじみのMIKIKO(先日「情熱大陸」でも取り上げられましたし徐々に「~でおなじみ」という説明が不要になりつつある感じがします)が振り付けを担当、それだけでなく彼女が主宰するELEVEN PLAYの面々もダンサーとして参加という特別なステージをさらに盛り上げたのは、スピッツのプロデューサーとしても知られる笹路正徳。

流麗なピアノソロが楽曲に確かな彩りを加えていました。「トーキョーショー」への参加や紅白歌合戦での派手なパフォーマンスなど国民的行事での活躍もすっかり板についてきた椎名林檎にとって、日本の繁華街の代名詞でもある銀座について歌った今回の楽曲はまさに「腕が鳴る」という感じのものだったと思います。次はどんなビッグプロジェクトで我々を驚かせてくれるのでしょうか。

28日のMステは、「保守本流でありながら新しい取り組みに積極的にトライする」というこの番組の良さが最大限に発揮されたものでした。そういえばこの日の出演者には48関連やLDH関連の大所帯グループが出演していなかったですね。そのあたりもいつもと違う雰囲気作りに影響していたように思います。

■激動の1年を経てどこへ向かうのか:欅坂46

では、28日の放送回には出演していなかった大所帯グループは今どういう状況かというと……14日の放送回に出演していたのがその手のグループの中で現時点では最も勢いに乗っていると言ってよいであろう欅坂46。

ちょうど1年前のデビューから紅白出場、代々木第一体育館でのライブと急激なスピードで成長を遂げてきました。そのムーブメントの中心として位置付けられているのが、すべてのシングルでセンターを務めている平手友梨奈。

今回の新曲「不協和音」でも、彼女の“僕は嫌だ”というセリフが印象的に響きます(パフォーマンス前の紹介でもこの部分が思いっきりフォーカスされていました)。グループの勢いを象徴するかのようにこの曲を含むシングルも猛烈に売れていたようですが、個人的には「大人への反逆」というようなテーマを露骨に曲に仕上げた感じの今回の作品は正直少し苦手です。

2016年の活動で欅坂46が手に入れた「強さ」と「しなやかさ」のうち、前者だけをことさらに強調するような「不協和音」がこの先のグループの活動においてどんな意味を持っているのか、この先も注目していきたいと思います。

次回のMステは5月12日 (金)。「スキマスイッチ大橋卓弥&トレンディエンジェル斎藤司」という異色の出演者が名を連ねており、何をしてくれるのか楽しみです。それでは来月もよろしくお願いします!

TEXT BY レジー(音楽ブロガー/ライター)


【2017年4月14日放送分 出演アーティスト】
倉木麻衣「渡月橋 ~君 想ふ~」
高橋 優「ロードムービー」
欅坂46「不協和音」
GENERATIONS form EXILE TRIBE「太陽も月も」
Sexy Zone「ROCK THA TOWN」
どうぶつビスケッツ×PPP「ようこそジャパリパークへ」
竹原ピストル「Forever Young」

【2017年4月28日放送分 出演アーティスト】
昆 夏美&山崎育三郎「美女と野獣」
オースティン・マホーン「Dirty Work」
V6「COLORS」
ゆず「栄光の架橋」
矢野顕子×上原ひろみ「ラーメンたべたい」
椎名林檎とトータス松本「目抜き通り」
嵐「I’ll be there」

最終更新:5/11(木) 18:19

M-ON!Press(エムオンプレス)