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<トランプ氏>露外相と会談 「シリア問題で協調」一致 

毎日新聞 5/11(木) 11:08配信

 【ワシントン会川晴之、モスクワ杉尾直哉】トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスでロシアのラブロフ外相と会談した。会談後、記者団に「非常に良い会談だった。シリア情勢に関し、我々は非常にうまくやれる」と強調。ラブロフ氏も記者会見で「トランプ、プーチン両大統領は意図的に露米関係を悪化させたオバマ前政権と違い、具体的な成果を上げたいと思っている」とし、シリア問題などで協調しながら解決策を模索することで一致したと明らかにした。

 トランプ氏がロシア高官と会うのは大統領就任後初めて。7月上旬にドイツで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議でのプーチン氏との初会談を見据え、米露の関係改善を探る会合となった。

 ラブロフ氏は国務省でティラーソン長官と会談後、ホワイトハウスを訪問。ホワイトハウスによると、トランプ氏はシリア内戦を早期に終わらせることが重要と強調し、ロシアがシリアのアサド政権などに影響力を行使するよう求めた。

 また国務省によると、外相会談では過激派組織「イスラム国」(IS)打倒の必要性を確認した他、シリアでの人道援助の早期実施や、国連主導による和平実現の重要性で一致。ウクライナ情勢を巡っては、米側はロシアにウクライナ停戦を定めたミンスク合意を完全実施するよう求めた。ティラーソン氏はロシアへの制裁を継続する考えも伝えた。

 ロシアが2014年にウクライナのクリミア半島を一方的に編入して以降、米露関係は冷戦後では最悪の状況で、ラブロフ氏のワシントン訪問は13年以来、4年ぶりだった。

最終更新:5/11(木) 11:27

毎日新聞