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首に南京錠付きの鎖=3歳女児虐待死―母親と共謀の男、初公判・さいたま地裁

時事通信 5/11(木) 10:57配信

 埼玉県狭山市で、内縁関係の女の次女=当時(3)=の顔にやけどを負わせ、十分な食事を与えず放置し死なせたなどとして、保護責任者遺棄致死や傷害罪などに問われた大河原優樹被告(26)の裁判員裁判の初公判が11日、さいたま地裁(高山光明裁判長)であった。

 大河原被告は保護責任者遺棄致死罪などについて起訴内容を認め、傷害罪については否認した。検察側は首に南京錠付きの鎖を巻いたりするなど虐待は長期間に及んだと指摘した。

 事件では、大河原被告の内縁の妻で、被害女児の母親藤本彩香被告(24)も保護責任者遺棄致死や暴行罪などで起訴された。藤本被告の初公判は29日に開かれる。

 検察は冒頭陳述で「約4カ月間にわたってさまざまな虐待を加え、衰弱させた」と非難。藤本被告とともに口に布を押し込んで、両手をネクタイで後ろ手に縛ったり、首に南京錠付きの鎖を巻いたりするなどしたと指摘した。

 大河原被告は傷害罪について「やけどを負わせたのは藤本被告」と主張。弁護側は「虐待は藤本被告の育児ストレスをきっかけに始まり、虐待を止めるよう提案したが、藤本被告の機嫌を優先し、指示に従ってしまった」などとした。

 起訴状によると、両被告は2015年9月ごろから、藤本被告の次女羽月ちゃんに十分な栄養を与えず、16年1月5日に震えなどの症状を示したのに医師に見せず放置。同月9日ごろ、低栄養状態などによる免疫力低下に陥らせ、敗血症で羽月ちゃんを死亡させたなどとされる。 

最終更新:5/11(木) 19:34

時事通信