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【ヴィクトリアM】本番を見据えた馬つくり“池江流”注入されたミッキークイーン

東スポWeb 5/11(木) 21:32配信

【平松さとしの重賞サロン】2012年9月16日、フランス・ロンシャン競馬場での池江泰寿調教師の話を記そう。

 この日、凱旋門賞の前哨戦であるGIIフォワ賞に、前年の3冠馬オルフェーヴルが出走した。帯同馬のアヴェンティーノを含めてもわずか5頭立てのレースは前半の1400メートルの通過ラップが1分36秒台のスローペース。日本の競馬でさえ折り合いが課題となるオルフェーヴルにとっては明らかに遅過ぎる流れだった。

 当然、池江師は「もっと速く流れてくれ」「折り合ってくれ」と考えていた…と思いきや、決してそうではなかった。このレースがオルフェーヴルに初騎乗となるクリフトフ・スミヨン騎手の名を出し、次のように言った。

「オルフェーヴルというのは乗り難しい面のある馬。本番前にそれをスミヨンに分かってもらうためにも少々折り合いを欠くくらいでよい」

 本番はあくまでも次の凱旋門賞。目の前の勝ち負けでなく、先々を見据えた若き名調教師の思いに感心させられたものである。

 今週のヴィクトリアマイルには池江師のミッキークイーンが出走する。休み明けだった前走の阪神牝馬Sは目の覚めるような末脚で快勝した。しかし、あくまでも本番は“ここ”という過程であろうことは容易に察しがつく。前走以上の状態となれば当然、今週も好勝負だろう。

最終更新:5/11(木) 21:32

東スポWeb

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