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「特別検察官」要求強める=FBI長官解任で米民主党

時事通信 5/11(木) 14:53配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領によるコミー連邦捜査局(FBI)長官解任について、ロシア政府がトランプ陣営と結託して昨年の大統領選の流れに影響を与えようとしたとの疑惑を追及している民主党が、特別検察官任命の要求を強めている。

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 政権の息がかかった新長官の下では、真相究明はおぼつかないと懸念しているためだ。

 解任劇から一夜明けた10日、民主党のシューマー上院院内総務は上院本会議で「望んでいるのは、公平で独立した捜査が行われ、全ての事実が明らかにされることだけだ」と強調。「捜査対象者が捜査に影響を与えないという確証がほしい」と述べ、党として特別検察官任命を強く求めた。

 ホワイトハウス当局者によれば、大統領がコミー氏への信頼に疑念を抱き始めたのは数カ月前。3日の議会証言を見て、コミー氏解任に強く傾斜した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、週末にニュース番組を見て怒りを強め、週明けの8日に「コミー氏は何かがおかしい」と解任の意向を周辺に伝えた。

 ワシントン・ポスト紙の報道では、大統領はこの後、セッションズ司法長官らをホワイトハウスに呼び、解任の理由を文書にまとめるよう指示したという。

 最大の焦点は大統領がコミー氏を信頼しなくなった理由だが、民主党のクリントン元国務長官をめぐる捜査情報を不当に公表したからだというホワイトハウスの説明を真に受ける声は、メディアや識者の間にはほとんどない。FBIによるロシア疑惑の捜査にいら立っていたとみる向きが大勢だ。ロシア疑惑の追及をかわすのが狙いだったのではないかといぶかる声が多い。 

最終更新:5/11(木) 15:45

時事通信