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首相「韓国、最も重要な隣国」 文大統領就任 政府・与党発言慎重

産経新聞 5/11(木) 7:55配信

 韓国新大統領に文在寅(ムン・ジェイン)氏(64)が就任したことについて、政府・与党の幹部らは10日、祝意を表明した。対北融和派で、慰安婦問題をめぐる日韓合意の見直しを主張する文氏への警戒感も出ているが、新政権発足直後だけに、慎重な物言いが目立った。

 安倍晋三首相は、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で「韓国は戦略的利益を共有する最も重要な隣国。北朝鮮問題で連携して対処するとともに、未来志向の日韓関係を発展させていきたい」と述べた。公明党の山口那津男代表も席上、「日韓議員連盟など国会議員を通じた関係も重要だ」と強調した。

 文氏が早速、宣誓の中で訪朝に意欲を示したことについて、菅義偉官房長官は10日の記者会見で「北朝鮮については日米韓の関係を緊密にしていきたい」と述べた。新政権の首相(国務総理)候補に知日派とされる李洛淵(イナギョン)・全羅南道知事を指名したことに関しても、任命のための国内手続きがあるとして「現時点においてはコメントすべきではない」と述べるにとどめた。

 一方、文氏が主張する日韓合意の見直しについて、自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「(合意を)振り出しに戻すことが必要であれば、慎重に話し合っていきたい」と述べた。文氏の大統領就任後、安倍首相は日韓合意に触れていないが、政府高官の一人は「見直しはできない」と突き放した。

最終更新:5/11(木) 8:07

産経新聞