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文大統領「歴史問題、賢く解決」 日韓首脳電話協議要旨

朝日新聞デジタル 5/11(木) 19:03配信

■日本政府が発表した電話協議の要旨

 日本政府が発表した安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムン・ジェ・イン)大統領との11日の電話協議の要旨は次の通り。

 首相 韓国は戦略的利益を共有する重要な隣国だ。未来志向の日韓関係を築いていきたい。

 両首脳 日中韓首脳会談と日韓首脳会談の早期開催を目指す。

 首相 北朝鮮の核・ミサイル開発は新たな段階の脅威であり、喫緊の課題だ。北朝鮮の非核化を実現すべく、大統領と緊密に連携していきたい。日本は(すべての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示す)米国の対応を評価している。平和的、外交的に解決することが重要だが、対話のための対話では意味がなく、北朝鮮の非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ。

 文氏 問題意識については首相の思いと同じだ。

 首相 (慰安婦問題の)日韓合意を含む二国間関係を適切にマネージしていきたい。合意は国際社会からも高く評価されており、責任をもって実施していくことが重要だ。

 文氏 日韓の未来志向は大切だ。課題はあるが、知恵を絞り、協力しながら二国間関係を築いていこう。韓国国内には慎重な意見がある。両国の発展のためには、歴史問題は賢く解決する必要がある。


■韓国政府が発表した電話協議の要旨

 韓国政府が発表した韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と安倍晋三首相の11日の電話協議の要旨は次の通り。

 大統領 韓日両国は多様な分野で目を見張る発展をとげ、今後も潜在力は無限だ。成熟した協力関係に進む過程において、歴史問題などの諸懸案が障害にならないよう歴史を直視し、これらの課題に真摯(しんし)に取り組まなければならない。

 首相 (慰安婦問題の日韓合意について)未来志向的な韓日関係を構築するための基盤として着実に履行していくことを期待する。

 大統領 慰安婦問題を含めた歴史問題は、私たちが両国関係を発展させ前に進めるためにあり、ともに知恵を出し克服できることを希望する。日本の指導者が過去の河野談話、村山談話、金大中・小渕共同宣言の内容と精神を継承し、尊重する姿勢が必要だ。韓国の国民の大多数が情緒的に慰安婦合意を受け入れられていないのが現実であり、民間の領域で起きた問題について政府が乗り出し解決するのは限界があるため、時間が必要だ。そのような国民の情緒と現実を認めながら双方がともに努力しよう。

 大統領 歴史問題が両国関係の未来志向的な発展の足を引っ張ってはいけない。北朝鮮の核ミサイルの対応のために、別の努力を平行していく必要がある。

 両首脳 早期に直接会談することを期待する。

朝日新聞社

最終更新:5/11(木) 22:58

朝日新聞デジタル