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<元禄型関東地震>発生間隔 最短は500年 東大など調査

毎日新聞 5/11(木) 23:14配信

 ◇従来考えられていた最短2000年より大幅に短く

 神奈川県の相模湾付近から千葉県の房総半島沖に延びる相模トラフ沿いで発生するマグニチュード(M)8級の大地震「元禄型関東地震」について、東京大と産業技術総合研究所は11日、発生間隔が従来考えられていた最短2000年より大幅に短い最短500年であることが分かったと発表した。

 相模トラフ沿いのプレート(岩板)境界では、静岡県の伊豆半島から房総半島付近を震源とする1923年の関東大震災(M7.9)と、さらに房総半島南東沖まで震源域が及んだ一回り規模の大きな1703年の元禄関東地震(M8.2)の二つの型の大地震が起きることが分かっている。

 研究チームは房総半島南端部の東岸に位置する千葉県南房総市の海岸で、元禄型発生時の地殻変動で隆起してできたと考えられる地形(海岸段丘=だんきゅう)を詳しく調べた。これまでに元禄関東地震の時のものを除き3回分の段丘が見つかっており、政府の地震調査研究推進本部はこれを基に元禄型の発生間隔を平均2300年と評価している。

 しかし、今回の調査で新たな段丘1カ所を発見。さらに、各段丘の年代を詳しく調べたところ、約6300年前、約5800年前、約3000年前、約2200年前と判明した。過去6300年で元禄関東地震を合わせて少なくとも5回の元禄型の地震があり、発生間隔は最短で500年で、かなりばらついていることが分かった。

 宍倉正展(ししくら・まさのぶ)・産総研海溝型地震履歴研究グループ長は「今後、房総半島の西側の段丘面の調査なども進め、相模トラフ沿いの地震のさらに正確な発生履歴を突き止めたい」と話している。【飯田和樹】

最終更新:5/11(木) 23:14

毎日新聞