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<JR九州>最終損益447億円の黒字 3月期連結決算

毎日新聞 5/11(木) 23:34配信

 ◇売上高、利益とも過去最高

 JR九州が11日発表した2017年3月期連結決算は、売上高が前期比1.3%増の3829億1200万円で7期連続の増収、経常利益は89.1%増の605億6500万円で4期連続の増益だった。最終(当期)損益は447億5100万円の黒字(前期は4330億8900万円の赤字)で2期ぶりに黒字転換した。売上高、利益とも過去最高だった。

 上場後初の通期決算で、記者会見した青柳俊彦社長は「これまでの30年間と上場後の取り組みが成績に表れた」と述べた。

 駅ビル・不動産事業は九州大六本松キャンパス跡地(福岡市)の分譲マンション販売が好調で、流通・外食事業もドラッグストアやコンビニエンスストアの新規出店効果もあり、いずれも増収だった。

 一方、鉄道事業は熊本地震による運休などの影響で減収。ただ、単独ベースの鉄道事業の営業利益は250億円となり、1987年の発足以来初の通期黒字を果たした。国鉄分割民営化で国から受けた経営安定基金を前期に取り崩して資産価値を減損処理したため。

 青柳社長は今後の経営方針を「九州新幹線開業で鉄道利用者は伸びている。運輸、駅ビル・不動産、流通・外食の3事業をさらに成長させたい。沿線の魅力や人の動きを作ることにチャレンジしたい」とした。

 18年3月期予想は、売上高が3.5%増の3963億円、経常利益は4.9%減の576億円、最終利益は0.6%増の450億円と見込んだ。【石田宗久】

最終更新:5/11(木) 23:34

毎日新聞