ここから本文です

マエケン、初完封スルリも3勝目!

スポーツ報知 5/12(金) 7:04配信

◆ドジャース―パイレーツ(10日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(29)が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたパイレーツ戦で自身最長の8回1/3を2失点に抑え、今季3勝目をマーク。9回無死から2ランを浴び、惜しくもメジャー初完封は逃した。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)は本拠地のパドレス戦に先発して6回3失点で勝敗はつかず、メジャー50勝目はお預け。また、マリナーズの岩隈久志投手(36)は右肩炎症で故障者リスト(DL)入りした。

 9回無死からセルベリに2ランを被弾。メジャー初完封こそ逃した前田だったが、マカチェンを空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。引き揚げる際、地元ファンから送られた熱く大きな拍手に帽子をとって応じた姿が、メジャー39試合目にして最高のピッチングを物語っていた。

 前田自身が「無失点で切り抜けられたのが大きかった」と振り返った初回が分岐点だった。先頭のハリソンに二塁打を浴び、次打者の中飛で1死三塁。ここで迎えたのが13年のナ・リーグMVP、マカチェンだ。昨年6月25日に、カウント3―2からカーブをソロ、3―1からストレートを3ランと2発4打点を許していた。この日も3ボールとしたが、そこから3球続けて外角へスライダー。最後はバットに空を切らせ空振り三振を奪った。続く4番ポランコも新球カットボールで平凡な右飛に抑えてリズムに乗った。2回から5回にかけては一塁、二塁へのゴロに反応し、軽快な動きで一塁ベースカバーで刺したのが4本もあった。

 過去6試合で一度もなかった無四球と制球力が安定したことで、パ軍も早打ちせざるを得なかった。8回まで89球と、完投どころか完封も目前だった。だが9回、この日好調のハリソンに8球粘られて3本目の安打を左前に打たれると、続くセルベリに初球を2ラン。「悔しい。勝負を急いでしまった。最後まで投げたかった」と反省を口にした。

 7人もいる先発投手がそろって好調なために、ローテーション落ちの危機だったマエケン。この日の快投で一時の不安定ぶりを一掃した。これまで3度あった7イニングを上回る投球回数に、ロバーツ監督も「とても効率の良いピッチングをしてくれた」と賛辞を贈る。地元ファンだけでなく首脳陣にも、長いイニングを任せることができる前田を、強く印象づけた試合だった。(盆子原 浩二)

最終更新:5/12(金) 10:30

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報