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浪江の山林火災鎮火 発生12日目、平成では県内最長

福島民報 5/11(木) 10:35配信

 東京電力福島第一原発事故に伴い帰還困難区域となっている福島県浪江町井手の十万山の山林火災は発生から12日目となる10日、鎮火した。現地災害対策本部が発表した。県によると、鎮火までにかかった日数は平成に入って最長となった。焼失面積は速報値で約75ヘクタール(浪江町22ヘクタール、双葉町53ヘクタール)。平成10年度に県消防防災ヘリコプターを導入以降、最大の焼失面積となった。県や対策本部などによると、出火原因は落雷の可能性があるとしている。
 陸上自衛隊と双葉地方広域消防本部などの消火隊合わせて延べ約5千人が消火活動に当たった。ヘリは陸自や県などから延べ約150機が導入された。
 対策本部などによると、鎮火までに時間がかかった理由について、強風で延焼範囲が拡大したこと、広葉樹が密生し、上空から効果的な散水ができなかったことなどが挙げられるという。
 県によると、県内の山林火災で平成に入って最大の焼失面積は、8年に船引町で発生した115ヘクタール。県消防防災ヘリを導入した10年以降では、伊達市で昨年発生した38ヘクタールが最大で、鎮火までにかかった最長日数は28年の伊達、南相馬両市で起きた山林火災で、3日を要した。
 10日は対策本部が置かれた浪江町地域スポーツセンターで消火隊の解散式が行われた。馬場有浪江町長、伊沢史朗双葉町長が昼夜を分かたぬ活動に敬意と感謝を示した。

福島民報社

最終更新:5/11(木) 11:50

福島民報