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森林除染を単価10倍の「竹林」に偽装 下請け業者、1千万円超不正受給か

産経新聞 5/11(木) 19:57配信

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島市発注の除染工事をめぐり、下請け業者が工事単価が森林の10倍の「竹林」で作業したように装い、1千万円超を不正に受け取った可能性があることが11日、分かった。市は「悪質な行為」として、刑事告訴も視野に、偽装面積や不正受給額などの特定を進めている。

 市によると、除染工事は同市にある3社の共同企業体(JV)が約6億2600万円で受注し、平成26年9月~28年3月、同市松川町にある森林など約18万5千平方メートルで行われた。

 このうち、約2500平方メートルを担当した3次下請けの「ゼルテック東北」(福島県二本松市、3月閉鎖)が、輪切りの竹を切り株のように並べて「竹林」で作業したように見せかけたり、違う現場の写真を加工し、別の場所で作業したように偽っていた。

 森林除染の工事単価は1平方メートル当たり約500円。竹林の場合、伐採などの手間が掛かり、同約4600円が加算されるという。

 市によると、ゼルテック東北側は「2次下請けから、現場見取り図に合致するよう竹林の写真を提出するよう指示された」などと説明しているといい、事実関係を慎重に調べている。

 昨年11月、内部告発があり、同市が調査を進めていた。

最終更新:5/11(木) 19:57

産経新聞