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ツシマヤマネコ増やしたい! 佐須奈小5年生 田植え控え生態系学ぶ

長崎新聞 5/11(木) 9:51配信

 長崎県対馬市に生息する国天然記念物ツシマヤマネコや、餌場となる水田について学ぼうと、同市上県町佐須奈の市立佐須奈小中(出田浩芳校長、86人)は10日、野生生物の専門家や農家を招いた「田んぼの楽校(がっこう)」を同校で開いた。ヤマネコと人間の共生に役立てる「佐護ツシマヤマネコ米」の田植えを18日に控えた小学5年生7人が、対馬の生態系への理解を深めた。

 田んぼの楽校は、同町佐護の旧佐護小中が2008年に始め、統合後の13年から佐須奈小中が受け継いだ。佐護は対馬有数の稲作地。地元農家らが、ヤマネコの餌となるカエルや昆虫などを増やすため減農薬の佐護ツシマヤマネコ米生産に取り組んでいる。

 授業では対馬野生生物保護センターの小宮さおりさん(28)が、全島で100匹弱とみられるツシマヤマネコの生態を解説。子どもらはツシマヤマネコの縫いぐるみを抱いた後、昔は田でヤマネコがよく見られたことから地元で「田ネコ」と呼ばれていたことや、稲がよく伸びた夏の田がヤマネコの隠れ家や餌場となっていることを学んだ。

 授業後は「佐護ヤマネコ稲作研究会」会員で農家の春日亀(かすがめ)清さん(47)がプランターを使った稲の種まきを指導。子どもたちは発芽した種もみや土に触れた。

 参加した平山雄大君(10)は「僕たちの田植えで、ツシマヤマネコの命を一匹でも増やしていきたい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:5/11(木) 9:51

長崎新聞