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結婚「しない」?「できない」?カギ握る“結婚の理想”と“男女数の地域差”

ホウドウキョク 5/11(木) 11:30配信

男性が約4人に1人、女性が約7人に1人 50歳で一度も結婚を経験しない人増加の原因は?

厚生労働省が所管する研究機関「国立社会保障・人口問題研究所」によると、50歳までに、一度も結婚していない人の割合は、男性はおよそ4人に1人、女性は7人に1人と、男女ともこれまでで最も高くなった。

公表されたのは、2015年10月1日時点のデータ。前回2010年の調査結果を男性はおよそ3.2ポイント、女性はおよそ3.4ポイント上回り、調査開始以来、男女ともに最高値を記録したという。

「お金が足りないから結婚できない」という意見や、雇用の不安定化なども要因として挙げられるが、果たしてそれだけなのか?「結婚できる」「できない」の“境界線”はどこにあるのか? 未婚化、少子化対策が専門のニッセイ基礎研究所の天野馨南子研究員に聞いてみた。

結婚「しない」それとも「したいけどできない?」

そもそも結婚できないのか、しないのか。天野さんによると、男女ともに多数が結婚を希望するものの「できない」というのが実情とのこと。

「国立社会保障・人口問題研究所」の第15回出生動向基本調査によると、結婚する意思をもつ未婚者は、18~34歳の男女に聞いたところ9割弱で推移している。

では、結婚したい人は多いものの、50歳の時点でも結婚を経験していない人が増加している理由は何なのか。それは、2つの点で「マッチング」がうまくいっていないためだと考えられる。

うまくいっていないマッチング〈1〉結婚の理想

男性、女性ともに、結婚の理想を変えず相手を探し続ければ年齢とともに、マッチングが難しくなるので「発想の転換」が必要になると、天野さんは指摘する。

例えば、結婚相手に求める年齢について、18~34歳の未婚男女への調査(「国立社会保障・人口問題研究所」の第15回出生動向基本調査)を見てみると、男性は同じ年齢から2歳年下、女性は同じ年齢から2歳年上までの相手を希望する人がそれぞれおよそ6割で、同じ年齢、同年代で探している人が半数を占めている。

同世代の異性が結婚すれば、その分結婚相手として選べる異性が減るため、年齢の上昇に伴い、自分の年齢に近い人を探しづらくなるはず。しかし、男性はいくつになっても結婚できると思っていて、自分の足元を見ない傾向があり、女性は年齢の上昇とともに、結婚相手に求める最低年収が上昇する傾向がある。そのため、年齢が上がれば上がるほど、マッチングが難しくなるのだ。

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最終更新:5/11(木) 15:23

ホウドウキョク