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年金保険料納付10年以上の受給資格者は手続きを!

朝日新聞デジタル 5/11(木) 19:10配信

【荻原博子の闘う家計術】

 昨年11月に改正年金機能強化法が成立し、今年8月から施行されます。この改正で、年金を受給するのに必要な保険料の納付期間が、従来の25年から10年に短縮されます。これまで年金をもらえなかった人でも要件を満たせば、9月分からの年金が10月から口座に振り込まれます。そのための手続き書類一式が、高齢者に順次送られはじめています。

 対象者は約74万人ですが、すでに3月末までに約18万人に送付されています。実際に年金を受給するためには、年金事務所の窓口での手続きが必要。ところが、書類は送付されているのに、まだ手続きに来ない人が多いようです。

 8月施行ということで時間があると思っている人もいるようですが、直前になるとみんなが殺到して処理が間に合わないというケースも考えられるので、早いうちに手続きしたほうがいいでしょう。

 では、10年だけ保険料を納めたという人は、月どれくらいの年金をもらえるのでしょうか。現在、40年間保険料を払い続けてもらえる満額の老齢年金が年額78万100円(月額6万5008円)ですから、その4分の1で年額19万5025円(月額1万6252円)となります。ただし免除期間がある人の場合には、そのぶん少なくなります。ちなみに10年間免除を受け続けていたら、年額9万7512円(月額8126円)となります。それでも、全くもらえないよりもいいでしょう。

 年金に10年加入して、この10年の間に会社勤めをしていたという人はここに厚生年金部分が上乗せされます。厚生年金の上乗せ部分は、もらう給料の額によっても違いますが、平均給料が30万円前後だと、年額25万円前後。基礎年金と合わせると年45万円前後ということ。詳しくは、最寄りの年金事務所にご自身のケースで問い合わせを。

(文 経済ジャーナリスト・荻原博子 / 朝日新聞デジタル「&M」)

朝日新聞社

最終更新:5/11(木) 19:10

朝日新聞デジタル