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あの大企業の名前も。厚労省「ブラック企業リスト」から見える5つのこと

5/11(木) 15:55配信

BuzzFeed Japan

厚生労働省が5月10日、労働基準関係法令に違反したブラック企業のうち、この半年間に書類送検された334件を、はじめて一覧表で公表した。BuzzFeed Newsでは、その内容を5つの項目にまとめた。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

1. 違法な長時間労働などをさせた:63件

労働基準法違反など。いずれも、詳細な労働時間は記されていない。

大手企業では、過労自殺があった電通(東京都)や三菱電機・情報技術総合研究所(鎌倉市)、パナソニックの関連工場(富山県)があがっている。

そのほかの企業も、農協や設備メンテナンス、自動車販売から運送までと幅広い。

また、福井県には外国人技能実習生に長時間労働をさせた縫製会社が6社あった。

2. 賃金の未払いなどがあった:62件

最低賃金法違反など。未払いや所定日までに支払わないケースがほとんどだ。

* 「労働者2名に、23か月間の定期賃金約419万円を支払わなかった」(ヒラマツ、学習塾、岡山県)

* 「労働者6名に9か月分賃金を支払わなかった」(都市開発コンサルタント、建設コンサル、福岡)

* 「知的障害のある労働者3名に、東京都最低賃金を下回る賃金しか支払わなかった」(伸光舎、クリーニング、東京都)

* 「外国人技能実習生6名に3か月間、所定賃金の一部(総額約251万円)を所定支払日に支払わなかった」(ソーイング i、縫製、兵庫県)

3. 安全策を講じず死傷事故が起きた:3件

いずれも福島県。死亡事故があったケースは2件だった。

* 「フォークリフトへの接触を防ぐ措置を講じなかった結果、労働者1人が轢かれて死亡する災害を発生させたもの」(玄蕃商店)

* 「作業計画及び安全教育を行わず作業させ、労働者1名が集材車の下敷きとなり死亡する災害を発生させた」(石嶋商事)

* 「プレス機械の安全装置を無効化したまま作業を行わせ、労働者1名が右手指を切断する災害を発生させた」(三本木製作所)

4. 死傷事故の報告を虚偽または申請しなかった:36件

多くは入院や労働災害の虚偽報告、未報告だ。

* 「休業4日以上の労働災害が発生したにもかかわらず、労働者死傷病報告を提出しなかった」(日本郵便・新大阪郵便局、大阪府)

* 「約300日間の休業を要する労働災害が発生したのに、休業3日とした虚偽の労働者死傷病報告を提出した」(ニッショー、設備工事、大分県)

* 「2件の労働災害について、『事務所敷地内で脚立から転落して怪我をした』と虚偽の報告を行った」(スペースワン、リフォーム、福島県)

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最終更新:5/11(木) 23:36
BuzzFeed Japan