ここから本文です

2年目は季節ごとにメニュー変更 百石高生の高校生レストラン

デーリー東北新聞社 5/11(木) 10:55配信

 私たちの料理で四季を感じて―。おいらせ町の高校生レストラン「キッチンいちょうの森」が27日から2017年度の営業を開始する。青森県立百石高の生徒がメニュー作りや調理、接客を担当する取り組みは好評を博し、開店した16年度は全営業日で唯一のメニューである和定食「結御膳(ゆいごぜん)」が完売した。今回は季節ごとに料理内容を変える予定で、生徒は「地元産の旬の食材をどんどん使っていきたい」と意気込む。

 16年9月にスタートしたレストランは町内の酒造メーカー「桃川」の敷地内にある観光施設「おいらっせ交流館」を利用。食物調理科の生徒でつくる家庭クラブが中心となり、16年度は9月から2月までに計5日間営業。9~11月は各日50食、1、2月は60食を提供した。

 来店者アンケートで、リピーターが多いことが分かった。そのため17年度は季節ごとに料理を変更し、飽きさせないように工夫をする。生徒が使ったことのない食材の味や調理方法を学ぶ狙いもあるという。

 5、6月の“春メニュー”は、レストラン名物のだし巻き卵のほか、だるまいも入り和風ハンバーグ、タケノコご飯、若竹汁、エゴマのブリュレなど計10品。値段は税込み800円から千円に値上げするが、食後にデザートとコーヒーを付ける。

 家庭クラブは3年生4人、2年生8人だが、1年生は24人が入部した。1年生の高野萌さん(15)は「高校生レストランのことを報道で知り、生徒とお客さんが交流する様子に魅力を感じた。入学したらクラブに入ろうと決めていた」と言い、「もっと経験を積み、にぎやかで楽しいレストランをつくっていきたい」と意欲を口にする。

 下級生をまとめる3年生の小笠原洋人部長(17)は「1年生は覚えることが多くて大変だろうが、活動を楽しんでほしい。お客さんに楽しんでもらうことが一番大切」と笑顔で話した。

 クラブは8月に三重県で開催される「全国高校生SBP(ソーシャル・ビジネス・プロジェクト)交流フェア」にも参加し、高校生レストランの先進校との交流や活動発表などを行う予定だ。

 同科の大和達子教諭は「新たなスタートを切った家庭クラブが新しい発見をして、モチベーションを上げる機会になれば」と期待を込める。

 17年度の営業日は5月27日、6月17日、7月8日、8月5、6日、9月2日、10月7日、11月11日。営業時間は午前11時半~午後2時。結御膳は一日限定60食。営業日は午前9時半から先着順に整理券を配布する。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/11(木) 10:55

デーリー東北新聞社