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<銚子ベトナム人刺殺>2被告に1年6月求刑 検察「粗暴かつ危険な犯行」

5/11(木) 11:30配信

千葉日報オンライン

 千葉県銚子市の路上で昨年12月、ベトナム国籍のグェン・ディン・リェンさん=当時(21)=が刺殺された事件で、共謀してグェンさんの友人のベトナム人男性2人に暴行を加え、けがをさせたとして、傷害と暴力行為法違反の罪に問われたいずれも同市、タイ国籍の男で水産会社従業員、ターウサー・チャートリー(32)と、チナポン・シラウイット(37)両被告の初公判が10日、千葉地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、両被告は起訴内容を認めた。検察側はそれぞれに懲役1年6月を求刑し、即日結審した。

 論告で検察側は「酒に酔ってベトナム人グループを敵対視し、仲間を呼び出して集団で暴行した。被害者が酒に酔って騒いだ事実はあるが、被告人らに悪事を働いてはいない」と指摘。その上で「被告人らが被害者に加えた暴行は激しく、粗暴かつ危険な犯行。被害弁償もなされていない」と述べた。

 一方、ターウサー被告の弁護側は「仲間を呼び出さなければ起こらなかった事件だが、ターウサー被告は呼び出しに関与していない。執行猶予付き判決を求める」と主張。チナポン被告の弁護側も「ベトナム人グループの嫌がらせに端を発する」として罰金刑を求めた。

 起訴状などによると、両被告は昨年12月25日午前0時半すぎごろ、同市内の飲食店で、客のベトナム人男性2人を殴るなどした仲間数人と共同で2人に暴行を加えた上、うち1人に全治約1~2週間のけがを負わせたとされる。

 この事件では、グェンさんの背中を包丁で突き刺し、血気胸などで死亡させたとして、両被告の仲間のパーントーン・アーノン被告(24)が殺人罪などで起訴されている。