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玄海町、地域バス町民無料に 10月から運行

佐賀新聞 5/11(木) 13:03配信

 東松浦郡玄海町は、町民が無料で乗られるコミュニティーバスを10月から運行する。高齢者や障害者が無料で利用できる現行の福祉バスを拡充し、交通弱者に幅広く対応するため。町役場や病院などを巡回する。佐賀県によると、全町民無料は県内では初めて。

 無料バスは10人乗りのワゴン車2台を使う。町民を証明する券を発行し、乗車時に提示する。町民以外は1回200円で利用できる。町民会館やスーパー近くなどを回る共通ルートと、町を三つのエリアに分けた路線を週2日ずつ走る。1日5便、日曜祝日は運休する。町人口は3月末現在、5805人。

 町は当初予算案で783万円を計上、条例案ではマイクロバスをリースし、町民は1日200円の利用料で、高校生以下と65歳以上を無料としていた。3月議会で成立したものの、町は議会での議論を受け一部見直した。予算は車両変更に伴い減額する。

 福祉バスは町社会福祉協議会が運営、登録した65歳以上と障害者が無料で利用できる。マイクロバス(29人乗り)を使用し、昨年度は7390人、1日平均24.2人が利用した。事業費は約430万円。コミュニティーバス運行後は福祉バスを廃止し、ダイヤと路線を引き継ぐ。

 運行事業者を公募し、6月末には決める予定。6月町議会や唐津地域公共交通活性化協議会での承認を経て、正式導入となる。岸本英雄町長は「交通弱者の手助けになれば」と話し、財政企画課の担当者も「町内の移動が主だが、町外に通う高校生の帰宅にも使ってもらえる」と期待する。

最終更新:5/11(木) 13:03

佐賀新聞