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竹下景子さんが岡山県のハンセン病施設訪問 隔離の実態や人権侵害の歴史理解

山陽新聞デジタル 5/11(木) 21:54配信

 6月に岡山市で開かれるハンセン病問題をテーマにしたシンポジウムに、詩の朗読などで出演する女優の竹下景子さん(63)が11日、岡山県瀬戸内市の国立療養所・邑久光明園と長島愛生園を訪れ、施設見学などで隔離の実態や人権侵害の歴史に理解を深めた。

 岡山県制作の啓発ビデオのナレーションを担当した縁で2004年に両園を初めて訪問。光明園では入所者自治会の屋猛司会長、山本英郎副会長らの案内で園の歴史を紹介する社会交流会館を見学し、入所者の生活用具や光明園の前身・外島保養院(大阪市)の模型などを興味深そうに見入った。

 納骨堂に献花後、規則違反者らを閉じ込めた監禁室、堕胎手術で生を受けられなかった胎児たちの慰霊碑にも足を運び、「入所者が歩んだ道のりの険しさを痛感した。人権の意味を考える教訓として胸に刻みたい」と話した。

 愛生園では入所者と面会し、昭和初期に市民の寄付で建てられ「隔離政策の象徴」ともいわれる入所者用の小住宅「十坪(とつぼ)住宅」などを訪ねた。

 シンポジウムは6月16日、山陽放送(岡山市)のテレビ放送開始60年記念として岡山市民文化ホール(同市中区小橋町)で開催。竹下さんは回復者が創作した詩を朗読するほか、パネリストとして登壇する。

最終更新:5/11(木) 22:05

山陽新聞デジタル