ここから本文です

「5月病」の季節 “自分のストレス対処法“元気な時に具体的に書き出して

AbemaTIMES 5/11(木) 18:41配信

(C)AbemaTV

 日清・「どん兵衛」と「ベルばら」がコラボした、5月病に苦しむ新社会人を元気付ける内容の広告がネット上で話題になっている。

 楽しかったゴールデンウィークも終わった今週、「5月病」に悩んでいる人は多いのだろうか。

 タキイ種苗が2014年に行った調査によると「5月病だと感じたことはありますか?」との問いに「ある」と答えた人が33%、「どちらかと言えばある」が23%で、半数以上の人が心の変化を感じていた。具体的な症状は

 「やる気が出ない」が58%
 「イライラする」が45%
 「朝起きられない」が45%

 といったもので、街でも、

 「友達は普通にゴールデンウィークが休みだったらしいのですが、ゴールデンウィーク明け、本当に仕事に行きたくないってなっていました」
 「まだ身体がちょっとなまっているというか、だるい感じです。軽い運動をしたりとか、ジムに行ったりとかして治していきたいです」
 「連休明けに仕事はしたくないです。ゴールデンウィークとか関係なく。基本的に(仕事に)行きたくないなって思うんですが、なんだかんだ休んだのだから、やらなきゃいけないなって思って。切り替えます」

 などの声が聞かれた。

 ミュージシャンで精神科医の星野概念氏は、「そもそも5月病は正式な病名ではない。私の知る限り、世間に出回っている5月病のチェックリストも、ストレスチェックのようなもの」と話す。症状も、無気力、不安感、焦り、疲労感、食欲不振、不眠、胃の痛み、吐き気など多岐に渡る。星野氏によると、精神科では5月病のような状態を「適応障害」と診断する場合があるという。

 精神分析学者のフロイトは、人の精神構造を「エス(Es)」、「自我」、「超自我」の3つに分けて考えた。エスは本能的な欲望、超自我は親のしつけや社会生活で身につく理性。この2つの間に立つのが調整役の自我だ。星野氏によると、つらい時には調整をし、できるだけ負担がない状態にしなければならないが、超自我が強く、「社会的に考えれば、○○しなければならない」と抑え込んでしまうことが増えると、5月病的な症状に罹りやすいのだという。
 
 「日本では4月に新年度が始まるので、新入生や新社会人になるなど環境が変化する人が多い。自分の立場や肩書が変わらなくても、集団に新しい人が入ってくるだけでも、ちょっと雰囲気が変わる。人はそこにストレスを感じ、1カ月くらい経つと調子が悪くなってしまう人が多いということ。つまり、“5月になってつらくなった“ということで、『6月病』というのもありえます」。

 5月病が疑われる人に対して、周囲ができることは「話を聞いてあげること」。「アドバイスをするのではなく、“そうなんだ、大変そうだね“で良い。それで少し良くなる」といい、どうつらいのか、何があったのか、相手の立場で聞くことも効果的だという。

 さらに、元気な時に自分のストレスの対処法を具体的に書き出しておくこと、また、もし5月病の自覚症状が出た場合は、心療内科や精神科などで相談することが大切だ。(AbemaTV/AbemaTIMESより)

最終更新:5/11(木) 18:41

AbemaTIMES