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ホークス中村晃、必死もがいた今季1号 打率2割台前半…鳥越コーチ「大丈夫、心配せんでも上がってくる」

5/11(木) 10:00配信

西日本スポーツ

 もがき抜いた末に結果を出した。2回2死。中村晃が高く舞い上がった打球を目で追いながら、一塁へ走りだした。「思い切りいけたのがよかった」。松葉の内寄りの直球を捉えた一打は、右翼ポール直撃の先制ソロ。34試合、144打席目での今季1号だった。

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 「打った瞬間はファウルと思ったけど、ホームランになって良かった」。9日まで4戦連続無安打で、打率はまだ2割台前半にとどまる。一昨年まで3年連続で打率3割の「ヒットマン」にとって、フェードの軌道を描いた一打は、試行錯誤の末の快音だった。

 本来は広角打法が持ち味だが、最近は練習で思い切り引っ張って右翼席に運んでいた。ボールを捉えるポイントが打者寄りになりすぎていたためで、藤本打撃コーチに「ライトに大きいの、打ったらどうや」と修正法を助言されたからだ。

 右翼ポール直撃弾の後の3打席は凡退。藤本コーチは「ホームランバッターなら一発が復調のきっかけになりうるけど、これからどうなるか。ファウルの角度がいいときとはまだ違う」と慎重だ。中村晃は「(きっかけになるかは)分からない。ただ、結果が出たのはよかった」と口にした。

 試合後はバットを持ってミラールームに入り打撃フォームをチェックした。「打てない原因は分かっている。それをどうやったら直せるか。考えながら練習しています」。待望の一発に安心することはなく、本来の自分の姿に戻ろうと必死にもがいている。

 この日の試合前。2軍時代から気に掛けてくれた鳥越内野守備走塁コーチに呼び止められた。「大丈夫、心配せんでも上がってくる。バットに当たらんとか思ったことはないやろ。俺はあるけど」。周囲の温かい言葉も胸に刻み、汗を流し続ける。

西日本スポーツ

最終更新:5/11(木) 10:00
西日本スポーツ

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