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<コラム>なぜ人気者でもないマクロン氏が大統領に選ばれたのか

西日本新聞 5/11(木) 17:54配信

<コラム>ワールド望遠鏡

 連休を利用し大統領選のあったフランスを訪ねた。次期大統領に決まった中道無所属のマクロン氏は極右政党のルペン氏に圧勝だったが、人気があるかといえばそうでもない。当選翌日に労働組合を中心とした大集会があったように、経済政策への警戒感は相当だ。

 ある友人がマクロン氏がよく行くレストランを見に連れて行ってくれた。入り口に掲示されたメニューを指さし「ほら、英語で書いてある。女性のイラストが描いてあって何て下品なんだ」と言う。安い店でもないので、フランスの格式からすれば“ちゃらちゃらした”米国的においに我慢がならないらしい。「金持ちばかり優遇する米国流政策をとられてはかなわない。ルペン氏はだめだがマクロン氏にも投票しない」と話す人も多くいた。

 日本なら「39歳の大統領」に熱狂が起きてもおかしくない。だが、これについてもフランス人は「若さ=未熟さ」ととらえているようだ。それではなぜ彼が選ばれたのか。誰もが口をそろえて言うのが「マクロン氏の演説にはエレガンスがある」。そこかー。

西日本新聞社

最終更新:5/11(木) 17:54

西日本新聞