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平和へ思い新た 遺族ら千人参列 横浜で戦没者追悼式

カナロコ by 神奈川新聞 5/11(木) 10:00配信

 県主催の戦没者追悼式が10日、県戦没者慰霊堂(横浜市港南区)で開かれた。参列した遺族や関係者ら約千人は、故人の冥福を祈り、平和への思いを新たにしていた。

 黒岩祐治知事は式辞で、世界各地のテロや紛争、北朝鮮のミサイル発射などに言及。「世界平和への道のりは、いまだ遠いと言わざるを得ない。戦後生まれが大半を占め、戦争体験の風化が危惧されるなか、戦争の記憶をしっかりと心に刻み、心豊かで平和な社会を実現していくことが、課せられた使命である」と述べた。県遺族会の皆川健一会長は「私たち遺族は先の大戦から学び取った多くの教訓を改めて深く心に刻み、今こそ平和の尊さ、戦争の悲惨さを日本だけでなく世界全人類に語り続けなければならない」と強調した。

 献花が行われ、遺族援護事業の功労者として27人が表彰された。

 遺族代表として花を供えた同区の新井淑雄さんは、国民学校1年生の時に父親が旧満州(現中国東北部)に出征。「毎月慰霊堂に来ているが、自分が80歳になった節目として献花した。もう戦争は起きないでほしい」と話した。

最終更新:5/11(木) 10:00

カナロコ by 神奈川新聞