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木造のぬくもり写真で伝える 相模原市立青根小の焼失前校舎

5/11(木) 15:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 昨年4月に焼失した相模原市立青根小学校の木造校舎の在りし日の姿をとらえた写真展「ふるさと青根 なつかしの小学校」が10日、同市緑区のもみじホール城山で始まった。地域住民に愛されてきた県内最古で唯一の現役木造校舎のぬくもりや歴史を刻んできた校内の様子、子どもたちの笑顔が作品に映し出されている。16日まで。入場無料。

 アマチュア写真家の「フォト奥相模」(会長・天野暁子さん、会員11人)の主催。「奥相模の魅力を伝えたい」と撮影を続けてきた会員が、これまでに記録してきた青根小の木造校舎に関連した作品を並べた。

 校舎が焼けたのは2016年4月3日早朝。わずか9日前に行われた卒業式の後、校舎を背景に先生と児童6人が記念撮影した貴重な一枚も。撮影した天野さんは、夫や娘夫婦、孫6人の3世代が同校に通った。「火災現場に駆け付けて校舎を撮影したが、見るたびにつらかった。なんで撮ったんだろうと後悔した」と振り返る。今回の写真展で過去の姿を紹介できたことに、「ずっと抱えていた胸のつかえがとれた思い」と話した。

 展示された37点のうち、20点が木造校舎に関連した作品。校舎と春の桜、夏の青空、秋のカキ、冬の雪など四季折々の景色のほか、手すりを使って滑り降りる遊びが伝統になっていた校舎内の階段など、一点一点に関係者の思いが込められている。

 6月16日から緑区役所でも公開予定。