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夜間パラシュート降下訓練「暴挙だ」 異例のスピード抗議 沖縄・嘉手納町

沖縄タイムス 5/11(木) 11:05配信

 沖縄県嘉手納町議会(徳里直樹議長)は11日午前、臨時会を開き、嘉手納基地上空で10日夜に強行されたパラシュート降下訓練の全面禁止を求める抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意を完全履行し、嘉手納基地を使う例外的措置の撤廃を求めた。

 町議会は度重なるパラシュート降下訓練を受け、危険性と恒常化に強い危機感を持っており、訓練から10数時間後となる異例のスピード決議となった。

 同議会は4月24日に降下訓練が6年ぶりに実施された際にも抗議していたが、これを米軍に無視されたことを厳重に抗議。「住民生活をないがしろにする暴挙で極めて憂慮すべき事態」と批判した。町への事前通告が直前となったことに対しても怒りを表明した。

 同訓練について、米軍がSACO合意の「例外的措置」を掲げることにも反対を表明。「『例外的措置』を盾に訓練を常態化することは基地負担の増大にほかならず、到底容認できるものではない」とした。

 また、臨時会では米本国基地に所属するF16戦闘機の嘉手納基地暫定配備に断固反対する抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。F16は10日までに計12機が暫定配備されたが、決議は「騒音がさらに増大することは必至であり、町民生活に与える影響は計り知れない」と指摘した。

 決議はF16の嘉手納基地での飛行禁止と即時撤退、全ての外来機の飛来禁止、騒音防止協定の順守と騒音の軽減、嘉手納基地の機能強化の中止を求めている。

最終更新:5/11(木) 11:15

沖縄タイムス