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「日米安保へ影響しかねない」沖縄県の富川副知事、国に抗議 嘉手納基地・夜間降下訓練

沖縄タイムス 5/11(木) 14:55配信

 米軍が10日夜、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した問題で、沖縄県の富川盛武副知事は11日午後、県庁に沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長と外務省沖縄事務所の井関至康副所長を呼び、抗議した。米側へ嘉手納での降下訓練を二度と実施しないよう、申し入れることを求めた。

 富川氏は、4月24日の降下訓練に対する県や県議会、地元の抗議を無視する形で訓練を実施したことに「強い憤りを禁じ得ない」と批判。訓練による県民の不安は「日米安保へ影響しかねない」と懸念を示した。

 また、降下訓練は伊江島で実施するとした日米特別行動委員会(SACO)最終報告にも反するとし、嘉手納での訓練が常態化することは「断じて許すことができない」と指摘した。

 一方、米空軍が公式サイトで、訓練の写真とともに「嘉手納基地は訓練に適している」と記載していることにも触れ、「嘉手納で訓練が繰り返されることはあってはならない」と強く要請した。

 中嶋局長は、米側からの訓練情報が防衛局には当日しかなかったと明かした上で、「なぜ例外的に嘉手納基地を使うのか十分な説明がない」と米側の姿勢を問題視。SACO合意に沿ったパラシュート訓練を実施するよう引き続き求める考えを示した。

最終更新:5/11(木) 14:55

沖縄タイムス