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イタドリの機能性成分を分析 和歌山県林業試験場

紀伊民報 5/11(木) 17:01配信

 和歌山県林業試験場(上富田町)は県工業技術センター(和歌山市)と共同で、新たな栽培品種として注目される山菜「イタドリ(通称ゴンパチ)」の機能性成分の分析に乗り出す。脂肪分解を促進する「ケルセチン配糖体」が相当量含まれていることが分かっている。さらに地域生産者と連携した新商品開発にも取り組む。試験場は「『地域で稼げる』というモデルをつくりたい」と話している。

 ケルセチン配糖体については、西牟婁振興局が2014年に実施した機能性成分分析で、花と茎に相当量含有されていることが確認されている。この時は、成分含有の有無に重点を置いていたため、今回は精度の高い測定器を使って部位別(茎、花、葉、皮など)の含有量を正確に分析する。さらに加工することで成分がどのように変化するかなども詳しく調べ、最良の加工方法を探っていく。

 すでに県内の漬物会社や梅加工業者では具体的なイタドリの商品開発が始まっている。今回の分析結果を県内の民間企業などへ提供し、イタドリを使った商品の開発につなげてもらいたいという。

 地域生産者と連携した新商品の開発は、「ごんちゃん漬」を販売する日高川町生活研究グループイタドリ部会と試験場、センターの3者で取り組み、ごんちゃん漬に続く新たな商品開発を目指す。茎以外にも、むいた皮や花、葉などを茶やゼリー、ジャムなどに商品化することで、これまで廃棄していた部分も利用したい考えだ。

最終更新:5/11(木) 17:01

紀伊民報