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ソフトバンク:10兆円ファンド通じ投資強化へ-前期は過去最高益

Bloomberg 5/10(水) 23:56配信

ソフトバンクグループは2017年3月期(前期)決算で過去最高となる1兆4263億円の連結純利益を稼ぎ出した。その大きな原動力は投資だ。今後はサウジアラビア政府などと組んで間近に設立する10兆円規模の「ビジョンファンド」を通じ、テクノロジー関連投資や同分野での収益拡大を目指す。

決算会見で孫正義社長は、「今後、ソフトバンクの100億円以上の新規投資は原則ビジョンファンド経由になる 」と述べた。設立の時期に関しては「粛々と進めている。内容はほとんど詰まってきており、もう時間の問題だ」との認識を示した。前期決算では7600億円に上る投資回収益が寄与した。

ソフトバンクは近くビジョンファンドへの出資募集を完了し、調達した資金の規模を明らかにする見通しだ。事情に詳しい関係者によると、出資金は最大950億ドル(約10兆8537億円)に上る。孫社長はファンドが設立されれば、「今後大きな投資のために借金を増やすということにはならない」と指摘した。

米投資銀行キャンター・フィッツジェラルドの根間尚志アジアリサーチ・ヘッド(香港在勤)は、ビジョンファンドとソフトバンクとの関係について、今後出資先を連結化したり、グループの事業再編に活用することで「イメージ先行ではあるが、世界的にかなり大きなITグループになる可能性がある」と期待感を示した。

今期、営業利益も拡大へ

ソフトバンクが10日発表した決算によると、前期の営業利益は同13%増の1兆260億円、売上高は0.2%増の8兆9010億円だった。1兆4263億円の純利益はアナリスト18人の予想平均9746億円を大幅に上回った。18年3月期(今期)の業績予想は開示していない。

1兆円の大台に乗せた前期の純利益について、孫社長は「1兆円を初めて上回った。記念すべき数字だ」と言及。その上で「通過点だ。これから利益も1兆、2兆と数えるようにしていく」と意欲を見せた。国内通信や米通信子会社スプリントがけん引し、今期の営業利益は拡大すると見通した。

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最終更新:5/11(木) 9:39

Bloomberg