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トランプ米大統領、FBI長官解任でわが身に火の粉も-政権混乱

Bloomberg 5/10(水) 7:24配信

トランプ米大統領によるコミー連邦捜査局(FBI)長官の突然の解任で、火の粉が大統領自身に降りかかるリスクが高まっている。FBIがトランプ氏の選挙キャンペーンとロシアとの関係について捜査を進めるさなかでのトップ解任となったことから、その理由をめぐって大統領には民主党からだけでなく、一部共和党からも厳しい目が向けられている。

トランプ大統領は9日、コミー長官の解任を決定。この決定は2016年米大統領選挙へのロシアの関与をめぐる議会調査を大きく揺るがし、民主党からは特別検察官の任命を求める声が挙がった。コミー氏の後任についても、上院での承認をめぐり激しい議論が交わされる可能性がある。ただトランプ大統領はツイッターで自身の決定の正当性を主張し、民主党議員らに対する批判を展開した。

トランプ氏は10日朝、ツイッターに「民主党議員はジェームズ・コミー氏について極めてひどいことを口にしていた。解任されるべきだと言っていたことも事実だ。それなのに今、彼らは非常に残念がっているように振る舞っている!」と投稿。その上で、「コミー氏の後任には彼よりはるかに良い仕事をする人物が就き、FBIの精神と名声を取り戻す」とツイートした。

さらに別のツイートでは、「コミー氏は共和・民主両党を含めてワシントンのほぼ全員の信頼を失った。状況が落ち着けば私は感謝されるだろう!」とも述べた。

ホワイトハウスは、今回の解任はロシア捜査の妨害が目的だとの批判に反発。サンダース報道官は9日夜、FOXニュースで、コミー氏解任がFBIの捜査に影響することはないとし「見苦しいともいえる状況だ。何も関係はない」と述べた。

だが上院共和党の一部主要議員からは、FBIトップの解任決定をめぐり疑問や懸念の声が挙がっている。

ジェフ・フレーク上院議員(アリゾナ州)はツイッターで、「ここ数時間、コミー氏解任のタイミングをめぐり満足のいく理由を考えたが、どうしても見付からなかった」と続けた。

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最終更新:5/11(木) 1:17

Bloomberg