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【個別銘柄】トヨタ小幅高、ソフバンクやJTは上昇、シスメクス急落

Bloomberg 5/11(木) 11:53配信

11日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比0.7%高の6123円。10日発表の2018年3月期営業利益計画は1ドル=105円を前提に前期比20%減の1兆6000億円と、市場予想2兆3373億円を下回った。同時に発表した自社株買いは発行済み株式総数の1.65%、上限2500億円。クレディ・スイス証券は、会社側の業績計画は為替や台数前提などを踏まえればおおむね妥当で印象はニュートラルとしたが、自社株買い規模は前期並みとみていたため物足りないと指摘した。

ソフトバンクグループ(9984):2%高の8875円。10日発表の17年3月期純利益は前の期比3倍の1兆4263億円と、市場予想9746億円を上回った。決算会見で孫正義社長は傘下の米スプリントとTモバイルUSとの合併交渉を再開させたい意向を表明。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、トランプ政権の規制緩和に絡み米通信業界の再編観測がくすぶる中、一度断念したTモバイルの買収に前向きな姿勢を示したことがプラス材料になっているようだと指摘。米スプリントの業績改善が引き続き確認できた点もポジティブとした。

JT(2914):2.6%高の3891円。1-3月期営業利益は前年同期比27%減の1490億円と10日に発表。野村証券は、第1四半期は通期計画に対して低い進ちょくだが、計画達成に問題はなかろうと分析。第2四半期以降、コスト削減効果が発現するほか、海外の収益環境も回復に向かうと予想。投資判断は「買い」を継続した。

シスメックス(6869):9%安の6600円。10日発表の17年3月期営業利益は前の期比15%減の517億円と、市場予想554億円を下回った。18年3月期計画は10%増の570億円で、市場予想は638億円。SMBC日興証券は、前期の現地通貨ベースの売上高伸び率で中国は108.3%と第3四半期累計の113.2%から下がっており、実質的にはマイナス成長で在庫調整が続いている厳しい状態と分析した。

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最終更新:5/11(木) 15:30

Bloomberg