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米ハンフォード核施設でトンネルの一部が崩落、作業員に避難命令

Bloomberg 5/10(水) 10:27配信

米ワシントン州のハンフォード核施設で9日、トンネルの一部が崩落し、放射性廃棄物を積んだ貨車の上に土砂が堆積した。当局は緊急事態を宣言し、一部作業員を避難させた。崩れたトンネル部分は約20フィート(約6メートル)四方で、これによって「地表が下がった」という。崩落時にトンネル内にいた作業員はいなかったと、AP通信は伝えている。

この施設を管理するエネルギー省は「全員の安全を確認し、今のところ、放射性物質が大気中に放出されたり作業員が被ばくした兆候はない」との声明を出した。また、ハンフォード・エマージェンシー・オペレーションズ・センターのウェブサイトでの説明によれば、「通常監視」中に作業員がトンネル崩落を発見し、放射性物質の漏れがないかは遠隔装置を使って調べている。

ハンフォード核施設はワシントン州シアトルから約200マイル(約322キロメートル)の地点にあり、第2次大戦から冷戦時代にかけて米国の核兵器に使うプルトニウムを生産した。現在は核廃棄物の処理場となっている。4年前に同州のインズリー知事が廃棄物貯蔵タンク6基からの廃液漏れを明らかにし、施設に注目が集まった。

エネルギー省は170億ドル(約1兆9400億円)近いコストがかかる除染を実施中で、この作業は非上場のベクテルが行っている。

原題:Evacuation Ordered at Troubled Washington State Nuclear Site (1)(抜粋)

Ari Natter

最終更新:5/10(水) 10:27

Bloomberg