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日産自:今期減益予想、原材料高など-自動運転の新型リーフ投入

Bloomberg 5/11(木) 15:37配信

日産自動車は今期(2018年3月期)業績が減益となる見通しを発表した。ドル・円以外の通貨の変動や原材料価格の高騰などが響く。

11日発表の決算資料によると、今期業績予想で、純利益は前期比19%減の5350億円、営業利益が同7.7%減の6850億円、売上高は同0.7%増の11兆8000億円の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト18人の純利益予想の平均は6182億円だった。

今期の減益要因としては、英ポンドやカナダ・ドルなどの通貨変動のほか、原材料価格の高騰、保有株を売却したカルソニックカンセイなどが連結対象から外れたことなどがある。為替前提は対ドルで108円、対ユーロで118円とした。今期の世界販売は前期比3.6%増の583万台を計画し、うち北米は微増にとどまるが、日本や中国、欧州などの拡大が寄与する。

4月に就任した西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)は決算会見で、米国市場について「陰りが出てきているのは間違いない」として慎重な販売計画にしていると述べた。現地経済の基礎的諸条件(ファンダメンタルズ)は底堅く、市場は引き続き健全とみており、「できるだけ収益性を損なわないように伸ばしていきたい」と話した。

電気自動車(EV)の「リーフ」では今期、新型車を投入する。西川CEOは、新型車に自動運転技術「プロパイロット」を搭載することや、世界展開もしていくと話した。EVなど電動車両ではどれだけ魅力的な商品を持てるかが競争力の鍵になるとした上で、「アグレッシブに、積極的にリスクテイクするほうで拡大していきたい」と述べた。プロパイロットは昨夏発売のミニバンの新型「セレナ」に搭載しており、設定した時速30-100キロメートルの範囲内で先行車両と車間を一定に保つことができるほか、車線中央を走行するようハンドル操作を支援する。

前期決算では純利益が前の期比27%増の6635億円となった。前期の世界販売は前の期比4%増の約564万2000台だった。

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最終更新:5/11(木) 17:57

Bloomberg