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韓国新政権の企画財政相人事に注目-地政学的リスクの中をかじ取りへ

Bloomberg 5/10(水) 14:30配信

韓国大統領選で革新系の文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選したことを受け、投資家の関心は企画財政相の人事に移っている。

文氏は10兆ウォン(約1兆円)の補正予算と公的部門での数十万人の雇用創出を公約に掲げており、新企画財政相はこれを実行する任務を負うことになる。

文氏の陣営は、前政権の財政政策がタイト過ぎるとの見方を示したほか、家計債務の増加抑制などを理由に政府と中央銀行が金融政策の次の一手は引き締め方向だとのシグナルを送る必要があるとしてきた。

韓国経済は輸出の伸びや投資に支えられ回復の兆しを見せているが、次期企画財政相は地政学的リスクや、対米貿易に影響を与えかねない米国の保護主義の動きに立ち向かうことになる。

副首相を兼ねる企画財政相は、首相の推薦に基づいて大統領が任命する。国会の人事聴聞会を経る必要があるが、そこでの賛否に拘束力はない。

韓国メディアで候補者として名前がよく取り上げられているのは、国家未来研究院の元院長で西江大学教授(経済学)の金広斗(キム・グァンドゥ)氏、盧武鉉政権時代に国税庁長などを務めた税制・財政の専門家であるイ・ヨンソプ氏、盧武鉉元大統領の経済補佐官を務めた趙潤濟(チョ・ユンジェ)西江大学名誉教授、チェボル(財閥)改革を求める活動で知られ、文氏の経済顧問を務める金尚祚(キム・サンジョ)氏などだ。

原題:Names to Watch as Potential Picks for Korean Finance Minister(抜粋)

Hooyeon Kim

最終更新:5/10(水) 14:30

Bloomberg