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EU:ユーロ圏の2017年成長率見通しを上方修正、リスクはより均衡

Bloomberg 5/11(木) 18:42配信

欧州連合(EU)の欧州委員会は、2017年のユーロ圏成長率見通しを上方修正した。一部のリスクが後退したと指摘した。

欧州委は11日公表した経済見通しで、17年成長率予想を1.7%と2月時点の予想の1.6%から引き上げた。18年は1.8%成長の見込み。ユーロ圏経済へのリスクは引き続き下方向であるものの、より均衡に近づいたとの認識を示した。

前回の見通し以降にオランダの総選挙では反EUのヘルト・ウィルダース氏の党が敗れ、フランス大統領選挙ではマクロン前経済相が反ユーロで極右のマリーヌ・ルペン氏を破った。

欧州委のチーフエコノミスト、マルコ・ブティ氏は報告で「この予測が示すように、欧州のポピュリズム台頭の流れは変わった可能性がある」とコメントした。

外部リスクは「今後の米景気と通商政策、その他幅広い地政学的緊張」に関連しているとし、「中国経済の調整と欧州の銀行セクターの健全性、離脱を巡る英国との交渉」も見通しの下振れリスクとなり得ると付け加えた。

インフレ率予想は17年が1.6%、18年が1.3%と予想。従来予想のそれぞれ1.7%と1.4%から引き下げた。物価上昇をけん引するのは「持続可能で自律的な勢いというよりはむしろ」主としてエネルギー価格の動きだと分析した。

原題:EU Raises Euro-Area GDP Forecast, Says Risks Are More Balanced(抜粋)

Viktoria Dendrinou

最終更新:5/11(木) 18:42

Bloomberg