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薬物乱用防止強化 政府、4年で370億円超を投入へ/台湾

中央社フォーカス台湾 5/12(金) 11:36配信

(台北 12日 中央社)林全行政院長(首相)は11日、薬物乱用防止対策を強化するため、2017年からの4年間に100億台湾元(約378億円)を投入する方針を明らかにした。林氏によれば、薬物事件により刑務所に収容された人は昨年約2万7000人に上り、受刑者数の48%を占めた。

林氏は、「違法薬物供給の取り締まり強化」と「薬物乱用者の減少」の2つの柱で対策を進めていくと説明。供給の取り締まりについては、違法薬物を判別する新型検査器の2年以内の導入やビッグデータを利用した供給源の追跡などを実施する。薬物乱用者の減少に向けては、学校や警察と連携して巡視ネットワークを築くほか、薬物依存症の治療施設の建設などを進める。また、薬物犯罪の厳罰化を盛り込んだ法改正も行うとした。

統計によると、台湾に入る不正薬物の最大の供給源は香港。2016年5月から今年2月までの押収量は1995キロ余りで、全体の35%を占める。次いで中国大陸の31%となっている。

林氏によれば、薬物乱用防止に関する現在の予算は年間約12億元(約45億3500万円)。目標達成を目指し、2017年から2020年までの4年間は毎年少なくとも25億元(約94億4800万円)を投じる予定。林氏は、予算の上限はないとし、やるべきことはやると徹底的に取り組む姿勢を示した。

(顧セン/編集:名切千絵)

最終更新:5/12(金) 11:36

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