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〔ロンドン外為〕円、113円台後半(11日)

時事通信 5/12(金) 1:00配信

 【ロンドン時事】11日のロンドン外国為替市場では、米国の株価下落と長期金利低下を眺めてドル売り・円買いの動きが強まり、1ドル=113円台後半に上昇した。午後4時現在は113円70~80銭と、前日午後4時(114円00~10銭)比30銭の円高・ドル安。
 円は午前中、材料難の中で動意に欠ける展開。おおむね114円10銭から20銭近辺の狭いレンジ内で小動きが続いた。しかし、昼前になるとクロス円の円買いになびく形でじわりと強含み、113円台後半に上昇。米国勢が参戦する午後2時ごろになると、米国の株安と金利低下につられて一段と上げ幅を広げる展開になった。
 7日の仏大統領選以降、市場では投資家のリスク選好意欲が急速に戻りつつあったが、この日はトランプ米大統領が連邦捜査局(FBI)長官を突然解任したことを受け、政権運営に対する不安が再燃。米株だけでなく欧州株も値を下げ、相対的に「安全資産」とされる円にリスク回避の買いが入ったようだ。
 ユーロは対ドルでほぼ横ばい。朝から弱含みの展開が続いたが、昼ごろから米株安などを受けたドル売りにつられ、若干値を戻した。対ドル相場は午後4時現在1ユーロ=1.0860~0870ドル(前日午後4時は1.0865~0875ドル)。対円では同123円55~65銭(123円90銭~124円00銭)と甘い。
 他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.2870~2880ドル(1.2945~2955ドル)に下落。鉱工業生産などの下振れに加え、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)がインフレ報告で今年の成長見通しを下方修正したことが嫌気された。スイス・フランは1ドル=1.0065~0075フラン(1.0080~0090フラン)。

最終更新:5/12(金) 2:27

時事通信