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比嘉大吾、必勝誓う 20日、WBC世界戦に初挑戦

琉球新報 5/12(金) 5:00配信

 【東京】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(20日、東京・有明コロシアム)で世界初挑戦となる同級1位の比嘉大吾(21)=浦添市出身、宮古工高卒、白井・具志堅スポーツジム=が11日、東京杉並区の所属ジムで練習を公開した。同じ20日にプロデビューする沖縄出身の大湾硫斗を相手に、熱のこもったスパーリングを行った。比嘉は「本番に向けていい感じに仕上がっている。いつも通りの試合だと思って1ラウンドからいき、最終的には倒したい」と必勝を誓った。


 比嘉は前日までスパーリングを120ラウンド以上こなしており、この日は軽めに2ラウンドを消化した。軽快なフットワークからタイミングや角度を確認しながら力強いパンチを繰り出し、順調な仕上がりを見せた。指導する野木丈司トレーナーは「やれることは全てやってきている。理想的な状態だ。本番は最高のコンディションで臨めると思う」と仕上がりを評価した。

 対戦相手となる同級王者フアン・エルナンデス(30)=メキシコ=は36戦34勝(25KO)2敗で、12戦12勝(12KO)の比嘉の3倍のキャリアを誇る。相手との距離を図りながら攻撃の機会をうかがうスタイルで、積極的に前に出て接近戦で勝負する比嘉とは対照的なタイプだ。試合途中に左右の構えをスイッチするなど器用な一面も持ち合わせている。

 これまでサウスポーとの対戦経験が少ない比嘉だが「スパーリングでサウスポー対策を積んできたので、苦手意識はない」と自信をのぞかせた。

 比嘉の同郷のライバルで、7日のWBCユース世界フェザー級タイトルマッチで初防衛に成功した上原拓哉(21)=南風原高卒、アポロジム=に試合後、SNSのラインで「おめでとう」と連絡をすると「頑張れよ」というメッセージが返ってきたという。

 比嘉は「沖縄の選手として世界チャンピオンになって、ベルトを巻く姿を沖縄県民に見てもらいたい」と力強く語った。

 所属ジムの具志堅用高会長は「沖縄から7人が世界王者になっているが、共通して持っているものがある。比嘉もチャンピオンになる力を持っている。試合では力を発揮してくれると思う」と期待を込めた。
(和田清首都圏通信員)

琉球新報社

最終更新:5/12(金) 10:16

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