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振り込め詐欺、注意喚起人形「あんしんみーちゃん」で対策

伊豆新聞 5/12(金) 13:57配信

 後を絶たない振り込め詐欺等特殊詐欺への対策として、県警は詐欺電話注意喚起人形(通称・あんしんみーちゃん)を高齢者宅に設置し効果を見る実証実験を行っている。4月から大仁署と袋井署で実施。固定電話の着信音に反応し、注意を呼び掛ける声が出る。今月9日には三島市の女性(82)が振り込め詐欺で2千万円の被害に遭ったと三島署に届け出ており、高齢者を狙った詐欺対策が喫緊の課題になっている。

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 「あのね、『携帯番号が変わった』って言ったら詐欺ですよ~」。着信音に反応し、そばに置かれた人形が子どもの声で優しく呼び掛ける。

 あんしんみーちゃんは女児の姿をした高さ約22センチのポリエステル製人形。着信に合わせ「だまされたら、みーちゃん悲しいな」「『お金がすぐ必要』って言ったら詐欺だよ」「『お金が戻るからATM行って』は詐欺だよ」などと訴える。

 大仁署では詐欺に狙われそうな高齢者世帯を中心に協力を得て、管内約180世帯に設置。実験は7月末までで、後にアンケートを採って効果を確かめる。

 同署によると、県内で今年発生した特殊詐欺被害は140件で、うち4月は55件(いずれも4月末現在の速報値)と約4割を占めている。

 同署生活安全課の船越勇彦課長は人形について「1人暮らしの高齢者宅に配っているので、『かわいい』と評判は良い。詐欺を疑うキーワードが入っているので、聞いてくれれば被害は防げると思う」と期待を寄せる。だまされた後、息子らの元の電話番号に確認して被害に気付くケースが多いことから「『番号が変わった』と言われたら、すぐ確認してほしい」と呼び掛けた。

 【写説】着信音に反応してかわいい声で詐欺への注意を呼び掛ける人形「あんしんみーちゃん」=大仁署

最終更新:5/12(金) 13:57

伊豆新聞