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〔米株式〕NYダウ、3日続落=百貨店大手の低調な決算で(11日)☆差替

時事通信 5/12(金) 6:00配信

 【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、米百貨店大手の低調な決算を嫌気して3日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比23.69ドル安の2万0919.42ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同13.18ポイント安の6115.96で終わった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4158万株増の8億6284万株。
 11日朝に発表された米百貨店大手の2017年2~4月期決算は、米アマゾン・ドット・コムなどインターネット通販の攻勢にさらされ、いずれも低調な結果となった。メーシーズは、純利益が市場予想を大きく下回ったほか、既存店売上高は前年同期比5.2%減。コールズの既存店売上高も同2.7%減と不振が続き、両社とも客足減に苦しむ厳しい経営環境が浮き彫りとなった。これを受け、株式市場では両社株のほか、JCペニーやノードストロムなど百貨店株が軒並み売られ、相場を下押した。
 また、トランプ米大統領がコミー連邦捜査局(FBI)長官を電撃解任したことによる政治的混乱への懸念も引き続きくすぶり、午前中にダウの下げ幅は一時140ドルを超えた。
 ただ、米主要企業の1~3月期決算はIT大手を中心に総じて堅調で、企業業績への先行き期待感は強い。午後に入ると買い戻しが入り、ダウは下げ幅を大きく縮小した。
 百貨店決算が低調だったため、市場関係者は12日に発表される4月の米小売売上高に注目している。市場予想(ロイター通信調べ)によると、前月比0.6%増と前月(0.2%減)から大幅な改善が見込まれている。市場では「予想を大きく下回る結果となれば、米経済のけん引役である個人消費の先行きに疑問符がつきかねない」(大手証券)との声が出ていた。
 個別銘柄(暫定値)では、メーシーズが17.0%安、コールズが7.8%安、JCペニーが7.4%安、ノードストロムが7.6%安。スナップが21.5%安、マイクロソフトが1.2%安だった。一方、アップルが0.9%高、ゼネラル・エレクトリック(GE)が0.6%高、メルクが0.8%高だった。

最終更新:5/12(金) 9:27

時事通信