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元気な地域は「ひと」が作る!上田市が開催する「地域づくり人材育成講座」

ZUU online 5/12(金) 6:40配信

各地において地方を元気にしようとする地方創生に向けた動きが出てきていますが、長野県上田市では2010年9月9日より毎年「地域づくり人材育成講座」を開催しています。

なぜこのような講座を開催することになったのか、また、この講座はどのようなものなのか紹介していきましょう。

■地域づくり人材育成講座ってどんな講座?

上田市は、今後の地域づくりを担う人材を育成することを目的として、長野大学と連携し、「地域づくり人材育成講座」を始めました。開講初年度は長野大学と産・学・官の連携事業として契約し、上田市と市内4大学との包括連携協定に基づいた「地域づくりコーディネーター養成講座」を実施しています。地域イノベーション論を専門としている長野大学企業情報学部の先生が講座の総合アドバイザーとなり、2010年9月9日~2011年3月12日までの半年間で計10回にわたり講義が行われ、講義最終日には受講生による発表会で締めくくられました。

■これまでに実施された講座の内容

「地域づくり人材育成講座」は、初年度以降も工夫を凝らしながら毎年開催されています。

2012年度はグループワークを中心に実施し、地域の課題や人材育成について研究・発表が行われました。2014年度にはこれまでの「地域づくりコーディネーター養成講座」から「地域づくり人材育成講座」と名称が変更され、地域の核となり、地域づくりをサポートしていく人材を育成することを主眼とするなど変化してきています。2015年度には、地域づくりの実践・実例を学ぶために講義だけでなく視察を組み合わせた「ステップアップ講座」も実施されるようになり、回を重ねるごとに改善・発展しているといえるでしょう。

そして2016年度には、地域づくり活動に取り組むNPOリーダーと実践的な活動を行いながら学ぶ講座を開講しました。この講座は、「これからの上田市を盛り上げたい」「地元の商店街を元気にしたい」「コミュニティを活発にしたい」「地域づくりのNPOを立ち上げたい」など地域づくりに興味を持つより多くの人を対象に開かれました。

■上田市まち・ひと・しごと創生総合戦略

上田市では、「地域づくり人材育成講座」の他に2015年度から「上田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を実施しています。この戦略は、2019年度までの5年間で人口減少の歯止めと地域社会の維持・活性化に向けた目標と施策を行うもので、毎年、計画や検証などの見直しを図るPDCAサイクルを実施するものとなります。

この戦略の基本目標は以下の4つです。
・ 就業機会の拡大と多様性を創出する
・ 人口の自然減に歯止めをかける
・ 人口の社会増を伸ばす
・ 安心して暮らし続けられる地域をつくる

これら4つの基本目標を設定し、それぞれ具体的施策を展開していくものになっています。

この戦略の将来展望としては、子育て支援策等の拡充によって出生率を上昇させ、しごとの創出や移住・定住策により転入者を増やし、転出者を抑制することで「国立社会保障・人口問題研究所(出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ(http://www.ipss.go.jp/))」が推計した人口減少を抑制するものとしています。人口については、現状と将来の展望をまとめた「上田市版人口ビジョン」を作成し、統計・分析を通じて動向を測り、対策に取り組んでいます。

■人口流出を食い止めるために

長野県上田市は、「地域づくり人材育成講座」の他にも「上田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を実施することで、問題となっている人口減少に歯止めをかけ、地域社会を活性化させようとしています。

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台となった上田市は、全国から注目が集まり観光客が多く訪れるようになった地域でもあります。この機会を生かし、上田市の魅力をアピールすることで、UターンやIターンのきっかけにつなげられるかが重要です。他にも住民サービスや地域雇用の創出によって、市民の満足度を高め人口流出を防ぐことが期待されます。(提供:nezas)

最終更新:5/12(金) 6:40

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