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大林宣彦監督「奇跡」の回復 昨年8月「あと6カ月」も…抗がん剤治療奏功

5/12(金) 5:59配信

デイリースポーツ

 「転校生」(1982年)、「時をかける少女」(83年)などのヒットで知られる映画監督の大林宣彦氏(79)が、肺がんで一時は余命宣告を受けながら、病状が劇的に好転、「余命は未定」となったことが11日、分かった。大林監督は4月末に行われた、新作「花筐(はなかたみ)」(12月公開)の試写会でがんを告白していた。妻でプロデューサーの恭子氏はデイリースポーツの取材に「余命は未定となり、とても元気です」と回復ぶりを明かした。

 大林監督が自身のがんを告白したのは4月末。「0号試写」と呼ばれるスタッフ向けの試写会で、2016年8月のクランクイン直前に肺がんが判明したことを明かした。がんはステージ4まで進行しており、医師からは「余命6カ月」と宣告されたことも語った。

 「花筐」の撮影は16年8月25日から10月10日まで、佐賀県唐津市で行われた。

 関係者によれば、撮影は、抗がん剤治療と並行して行われたが、抗がん剤がめざましい効果を上げ、監督は順調に撮影をこなしたという。その後、編集作業などを経て、4月末に0号試写を開催。監督はそこで自分の病を公表したが、その時も深刻な様子ではなかったという。

 現在も、がんは寛解したわけではなく、治療は続いているというが、恭子氏は「医学の進歩のおかげで、お薬が効き、奇跡が起きました」と大林監督の体調が劇的に回復していることを報告。抗がん剤とともに、別の新たな治療も始めたという。

 「花筐」は作家・檀一雄さんの同名小説が原作。大林監督が約40年前に商業映画デビュー用に脚本を書き上げていた思い入れのある作品で、窪塚俊介(35)、満島真之介(27)、門脇麦(24)、常盤貴子(45)らが出演。監督は現在、同作の公開に向けて準備を進めており、6月に唐津で行う関係者向けの試写会にも出席予定。恭子氏は「余命は未定となり、とても元気です」と、監督が精力的に作品と向き合っていることを明かしていた。