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上曽トンネルの整備事業再開へ 桜川‐石岡間

茨城新聞クロスアイ 5/12(金) 5:00配信

2001年度の起工式以来、滞っていた、桜川市と石岡市を結ぶ「上曽(うわそ)トンネル」整備事業が再開に向けて動き出す。県の財政難や用地取得の難航から、本体工事に着手できない状態が続いていたが、両市の合併特例債を活用する手法で、事業再開への見通しがついた。両市と県は19日に協議会を発足。両市は合意書を交わし、事業推進に向け、態勢を整える考えだ。

県道石岡筑西線上曽トンネル整備事業は石岡市上曽と桜川市真壁町山尾を結ぶ延長6・1キロで、うちトンネル部分3・5キロ。事業費は県が100億円、両市が各5億円。01年度に起工式が開かれたが、用地取得が難航するなどしたため、本体工事に着手できないまま事業が滞っていた。事業全体の進捗(しんちょく)率は事業費ベースで約10%にとどまり、住民からは早期整備を求める声が上がっていた。

測量や調査、用地取得が進められる中、早期完成を目指し、両市は15年5月に勉強会を立ち上げ、整備手法などの検討を続けてきた。12年11月に開通した石岡市と土浦市を結ぶ「朝日トンネル」が合併特例債を活用した例を参考にし、同特例債や国の交付金を併用することで、事業再開への見通しがついた。

両市と県による「上曽トンネル整備事業調整協議会」は19日、桜川市役所大和庁舎で開かれ、両市が「上曽トンネル整備に関する合意書」を締結する予定だ。

本年度は県道を市道に変更して特例債が活用できるよう準備を進めるほか、設計の見直しに取り組む。トンネルは25年度までの完成を目指す。 (平野有紀)

茨城新聞社

最終更新:5/12(金) 11:11

茨城新聞クロスアイ