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中南米音楽届け10年 元アナウンサーの飯田さん

5/12(金) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

土曜の朝に月1回、ひたちなか市の喫茶店で開かれているコーヒーと中南米音楽、演奏家にまつわる話題などを楽しむ「コーヒー・トーク・トーク&ミュージック」が開始から10年を迎え、13日で120回目となる。主役は中南米音楽の評論家で、笠間市在住の茨城放送元アナウンサー、飯田利夫さん(78)。趣味で収集したレコードやCDを基にリクエストなどを踏まえて構成。毎回定員を上回る盛況ぶりで、「昭和」世代の中高年の人気を集めている。

飯田さんは1963年、開局時に茨城放送入社。長年アナウンサーを務め、水戸アナウンススクール校長も歴任。現役時代から定年後も約40年間続く日曜日の長寿音楽番組「ラテン・フォルクローレをご一緒に」のパーソナリティーを続けている。

「コーヒー・トーク」は2007年4月から、毎月第2土曜日の午前10時~正午の2時間、ひたちなか市共栄町のサザコーヒー本店で開催。東日本大震災のあった11年3月に休んだだけで、今回、120回目となる。こだわりのコーヒーを飲みながら、飯田さんの司会で曲や演奏家、レコードにまつわる裏話やフォルクローレ事情などを聞く趣向で、常連客が多く、ほとんどがラテンやコンチネンタルタンゴなどがブームの世代の男女だ。

「毎回帰りに次回の予約を入れる人が大半。第1回はまきストーブの部屋で5、6人がいるだけのレコードコンサートだった」と飯田さん。数年後には30人の定員を超えるイベントとなった。

今回は、10年間にちなみ「年月」をテーマにした「過ぎゆく10年」など5曲でオープニング。続いて第1回に聴かせた「コーヒールンバ」(原曲)、「コンドルは飛んで行く」など5曲を披露する。この2曲は海外、邦楽盤でさまざまなメンバーの演奏や歌のバリエーションを1年以上続けたという。また14日が「母の日」のため「大地の母への祈り」「素敵な母へ」など、全15曲、地域別ではペルー、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、ボリビアなどの国々、地域の音楽を取り上げる。

飯田さんは「支えてくれる皆さんと一緒に気力が続く限り取り組みたい」と話している。 (萩庭健司)

茨城新聞社